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定時制からの道のり
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定時制高校を歯に衣着せぬ言うと、「馬鹿の避難校」だろう。

学年(40人)に一人か二人いる『成人特例入試』で入学した者でたま~にできる人間がいるくらいである。

できるといっても大してできるわけでもない。

なんせ、もともと学校に行ってないんだから。

私の学年(2年)には一桁の足し算が満足にできない者もいる。

『指の本数』以上の計算は難しいのだ!!

彼女でさえきちんと出席さえすれば進級できるわけである。

通信制では考えられない状態である。

「通信制高校」ではレポートは授業と同じで提出して当たり前、かつ人のレポートを写すのも容易であるため、定期テストの点数への評価が重要である。

基準を下回る点を取れば有無を言わさず単位は認定されない。

もし、この記事を見たあなたが勉強が苦手でもうちの学校なら必ず卒業できる。

仕事みたいにきちんと学校に来て、上司の話だと思って教師の話をまじめに聞くだけでいいのだ。

本当に生活に困って定時制に来てるやつなど、うちの学校にはいない。

証拠に生活保護世帯の子供の就業率はもちろん、アルバイト率さえ10%以下なのだ。

「俺が働いて助けてやろう。」

なんてやつは一人もいない。

「働いても金にならないなら働かない。」

「親が生活保護が減るから働くなと言う。」

「しんどいからアルバイトしたくない。」

親も子も生活保護を給料か何か自分がもらって当たり前の金と勘違いしている。

他人の金だというのに、働けるのに働かない。

親が親だから、子も子なのだ。

 

勉強がそこそこ人並みにできる子も何人かいる。

彼女たちにとって我が校は人生を変えるチャンスとなりうる。

が、大半は勉強が苦手な連中でやる気も負けん気もない。

負けん気はあっても、悔しがって馬鹿にされたくないと泣きながら努力しない(笑)

努力しないで他人に真実を言わせたくないならシバくくらいしかないではないか?

「おまえはヤクザか!?」

暴力的な威迫なしにどうやって人の口に戸を立てられるというのだろう。

幾人かは俺から学び少しでも変わってくれたことは素直に喜んでいる。

 

学校も学校で、2005年の全商簿記検定3級への合格率は約40人中3人というレベルの低さなのだ。

…こんなモンである。

 

しかし、私の入学年から学校はある教師によって確実に変わりつつある。

やつの登場は学校も私の人生も大きく変えた。

 

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俺は学校へ行く必要はこれまでに感じたことがない。

犯罪者なんだから当たり前だ。

それでも、解ることは学校へ行くことを批判する道理はないということだ。

昨今の正規雇用比率の低下云々は数字として表れているだけで我が身に降りかかっていないひともたくさんいる。

それは当たり前で、派遣などをしている当人にとっては社会の比率は関係ない。

本人から見たら、自分の非正規雇用率100%。

意味がない議論なのだ。

学歴よりやりたいことが大切…よく聞く話だが相当無責任な話だ。

もちろん、他人に人生の選択をゆだねること自体が問題だから、ある意味、正しい物言いである。

が、学歴がなくても生活していけると暗示する教師の責任は重い。

実際のデータを用いて教えるべきだ。

日本の支配階層は高学歴の人しかなれないことや、中卒ではまともに生活できる可能性が低いことなど。

できないのではなく、可能性が低いことを。

きれいごとで保身を図るのではなく、情報公開と筋道を語ることによって保身していただきたい。

 

こういったことを意識したのは今の高校に入ってからだ。

つまり、昨年2006年4月以降である。

私が入った学校は「定時制商業高校」という、マイナーな存在だ。

商業科を選択した理由はケンカ云々はもちろん、実は刑務所でたまたま応募した「官費での簿記通信教育」を受けさせて貰えることになったことがもうひとつの理由だ。

親しみを少し感じた(笑)のかもしれない。

定時制高校にどんなイメージを持っているだろうか?

勤労青少年?家庭の事情で?不幸な家庭?

はっきり言って、そこまでは思っていなかったがそういう人もいてもおかしくないと思っていた。

その考えはあきらかに間違いだった。

 

俺はそういや高校に行ってないやんけ…

そこから全てははじまった

思いつきもいいとこで、いつもこう。人と会うのもデートも何でもかんでも思いつき。

で…いきなり、定時制の高校を検索してみた。

狙いは商業科一本。

理由はいくつかある。

俺はヤクザだ。けんかを売られたら避けられない。

すみませんとは言ってはいけないのだ。

ケンカに負けられないから、やり出したら勝つまでやるしかない。

子供相手に勝つまでケンカをやると学校に何しに行くか解らなくなる。

遊び半分であれ、卒業するために行くのであって、出てきたばかりの刑務所に戻るためではない。

女が多ければケンカも少なかろうし、もちろん楽しいこともあるだろう。

ものすごくいい加減だが、俺の人生、楽しく生きなくてどうすんねん。

小難しいことは関係ない。

文句あるやつはかかってこい…な感じで生きているわけで、細かいことは気にしない。

2月も半ばだった…二次募集を発見。

 

「負けたくない」

この性格が原因でこれから深みにはまることになる。

このときは知ることもない。



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